ある日の放課後 。

私は少し残っていた 。

浩志は待っててくれるみたいで 。

私は教室 。 浩志は友達とバスケ 。

教室で自分の仕事をしていると

「内藤さん?」

ドアから顔を出して満面の笑みでこっちを見ているのは

「北島さん」

「ちょっといい?」

「いいけど?」

そう答えると同時に北島さんは兇変した

「内藤さんってさぁ、そこまで可愛くないよね?」

というと、ははっと思っきりわらった 。

言われなくても分かってるって 。

「うん。で?」

「なんで速水くんと付き合えんの?私のほうが絶対かわいいし 。」

え。なに、ぶりっ子 。まじかー。

「そうかもね 。」

呆れたように言うと

「その態度がムカつく 。」

あ、そーですか 。めんどくさ 。

「ほんと消えてくんない?」

その言葉、小学校の時も言われたわ 。

呆れていた時

「消えんのはお前だろ?」