「マスク…外してだい …じょう…ぶなの?」

泣いてるからかヒックッとしながら聞いた

「心配しすぎだよ」

そう言って私の頭をポンっとした

「で、おれのこと好きってほんとなの?」

悪戯を、している顔で聞いた

「バカ!」

急に言われて、浩志を少し押した

「いってぇな、俺病人」

ははっと笑いながら言ってきた

「私も病人なんだけど」

涙を拭きながら言った

そんな話をしていると

「浩志!」

ドアをガンっと開けて浩志のお母さんが入ってきた

「母さん」

浩志は急に入ってきてびっくりしたみたいだけど

お母さんが抱きしめた時には浩志も抱きしめていた