それを見た私は急いで視線をそらした
「なに、慌てて目線前に向けてんだよ」
「関係ないでしょ」
お前のせいなんだよ。と思いつつ先生が来るのをまった
ガラガラ ──── 。
「おはようございますー」
最後を伸ばしながら言うのがこの先生の特徴
「おはようございます」
みんなもあとにつられて挨拶をする
それから、プリントを配られたりして今日はおわった
「なぁ、晴香 。一緒に帰ろーぜ」
「はぁ?なんで私があんたと」
ほんとは、すごく嬉しい 。
でも、あやみ達の目が怖くてこんな反応しかできなかった
「いいじゃん、今日俺ん家親いねぇからお前ん家泊まれって」
は?聞いてないんだけど
「聞いてないけど、私は」
「まぁ、行けばわかるって」
そう言って浩志は私の手をもって教室を出た

