そこには広々としたリビング。ソファとテレビ、そして写真立てが飾ってあるラックしか置いていなかった。


1人で暮らすには勿体ないくらいの広さである。





「クレハ、ご飯。」

キャットフードとツナを混ぜてやると嬉しそうに鳴きながらご飯を食べ始めた。




そこからいろいろと準備して向かったのは写真立て。



「お母さん、お父さん、和樹。



___行ってきます。」





そう告げて家を出た。