「ありがとう!出してくれて...今度何か奢るよ!」

「いや、いいよ!俺が払いたくて払ったんだし。」

優しい...やっぱり橙真って優しい。

他の女の子にもこんな感じかのかな?

自分だけならいいな...。

「里奈ー?」

「へ?」

ぼっーとしてた私の顔を覗きこむ橙真。

「大丈夫ー?気分悪い?」

「ううん!大丈夫だよ!」

つい自分の世界に入ってた。