形が見えなくたって

触れられなくたって

抱きしめたくてもできなくって

「愛してる。」

その一言を言いたくても言えなくて

何度言いたいと思って

空に叫んでみても

りゅうちゃんの声なんて聞こえてこないの

時々、りゅうちゃんからの手紙を

読むんだ。


りゅうちゃんの字がすごく好き。

綺麗でなんか好きなんだ。


あの手紙由乃がもし亡くなる時

一緒に燃やすんだ。

だって、大切な物だから。