2人で教室に戻る途中

呼び止められて、

ゆうきの想いを聞いた。


「ねぇ、ゆの。ちょっと今から少しいい?」

そんなことを言ってくるから

「うん?いいよー?」

そう返した。


そう会話してると二号館について

階段に座ると


いきなり言ってきたね。


「由乃、俺今でもすげー好き」


だから、うちは言い返した。

「気持ちは嬉しいよ。でも…」

そこでゆうきに止められた。

「まって、一つだけきいてもい??

今でも、元彼忘れられない??

忘れるなんて言い方あれだけど…

俺、ほんとに由乃の事今でも好きだよ」


そう、聞いてきたんだ。

だから、正直に話した


「ゆーくん、ゆーくんって懐かしいね。」

そう、笑いながら言ったあとに、


「ゆーくんの思ってるほど、

うちは、好かれるような人間じゃないよ?

たしかに、今でも忘れた時なんて1度も無い

でも、人間は徐々に徐々に忘れていく

うちだって、そのうち、りゅうちゃんを

忘れて。誰かを好きになるかもしれない

でも、今は忘れるまで好きな人を作らない

そう決めてるんだ。

だって、今中途半端に付き合ったとしても

また、あの時みたいに…ゆーくんみたいに

誰かを傷つける。

だから、今は好きな人を作らないって

決めてるんだ。だから、ごめんね。

でも、今でも好きって言ってくれて

ありがとう。」


そう、伝えたんだ

そう言い終わると、ゆーくんは

「由乃の気持ちはわかった

ほんとにゆのは優しい人だな

俺が、もしもこれから好きな人

出来て付き合ったとしたら応援しろよ?」


そう、言ってくれた。

「もちろん!!ゆーくんは男友達で一番

仲良くて頼れる存在だから、

うちは、ゆーくんを応援するよ!!」

そう告げると

「ありがとな!!」

と一言言われ立ち上がって

帰ろうとした時

遠くから

ゆう、あっきー、りかの

声がした。

「ゆーのーーどこーーー?!」