***** 帰りが遅い朔を呼びに来た、俊くん。 邪魔すんな、と睨みつける朔の冷たい視線なんて、お手のもの。朔の肩越しに見えた、花へと気さくに話しかける。 「あれ?折野!」 「俊くん」 久しぶりだな、そう笑い合うふたりに挟まれて、とりあえず俊、死ね。そんなことを思う朔。 その後、実はふたりが同じ中学校出身と聞いて、本気で俊を羨んだのは、朔の黒歴史。