私の彼氏は猫系彼氏






「あ、あの…」





きょとんとしてる、目の前の…折野。






「え、や、あの…」






コレ、一歩間違えたら、襲ってる図?!





べ、弁解を…。









「あのっ、ありがとう!」







「…え?」









「起こしてくれたんでしょ?」








「いや、まぁ…」






なんとなく照れくさくて、首に手をやりながら、立ち上がる。








「…本鈴、鳴るから」







そう言って、差し出した俺の手のひらに、重なる小さな白い手。