「…すっげぇ」 一面を覆い尽くす黄色い花弁 咲き誇る金木犀に惹かれて、足を進めていく。 中庭の中央 拓けたそこで、彼は出会う。 「…え」 満開に咲く金木犀の大木の下 …(徹夜のツケのために眠りこけた)彼女と。