私の彼氏は猫系彼氏




「んなっ!」



こちら側からでも、わかりやすく赤く染まった朔の顔。



白のタオルと対照的で、よく目立つ朱。




俊くんや周りの男子にごつかれて。



俊くんが、朔の耳元で、なにかを告げる。




それを聞いた途端、朔の瞳が鋭く尖る。




人を殺せるんじゃないかってくらいの、冷たい眼差しで俊くんをひと睨みしてから、黒の大きな瞳が私を、射抜く。