悲しみを持つ少女(完)

「本当ですか?」
「本当だって」
「まぁいいです。」



そう言ってリビングに戻った。
ふぅ〜
愛菜って色々とめんどくさいな



まぁそんなこと言ったら夕飯抜きにされるから言わないけど
そう思って、俺もリビングに戻った。



「今日はなにがいいですか?」
「うーん。スパゲティ」
「わかりました。カルボナーラでいいですか?」



「あぁ」
「じゃあ作ってるので、テレビでも見ててください」



それだけ言って、ダイニングに入っていった。
俺はテレビでも見とくか



しばらくすると、



「できましたよ?」
「運ぶの手伝う」
「そうですか?じゃあお願いします」



そう言われたから、運んだ。
うまそうだなぁ
カルボナーラにサラダこれだけなのに美味しそうだ。



「いただきます」
「はい。いただきます。」



ひとくち口に入れた。
おぉ〜〜美味しい。
久しぶりに食べた気がする。



愛菜の料理
うますぎだろ。



「どうですか?」
「あぁうまいよ」
「それは良かったです。」