「蒼くん?」
「……」
「蒼くん!」



「わぁ!…な、なんだ」
「具合でも悪いんですか?」
「いや、すごく星が好きなんだって、



気づいたから、驚いた?みたいな」
「そうですか?」
「そうだ。星座とかもわかるのか?」



?私の話興味持ってくれたんでしょうか
それならすごく嬉しいです。



「わかりますよ。蒼くんは、おうし座でしたっけ?」
「ああ」



「おうし座は2月に出てくるので今はないですけど、夏なので、いて座、てんびん座・さそり座などなどいっぱいありますよ」



「まだあるのか?」
「はい。はくちょう座、へび座、りゅう座、ヘルクレス座、いろいろあります」




星のことになるといつもこうなんですよね。
引かれなかったでしょうか?




「すげえー知ってるんだな。じゃあ今度の休み、展望台見に行くか?」
「!本当ですか!」



展望台って聞いて、前に乗り出して蒼くんに聞きました。



「あ、ああ」
「…初めて展望台に行きます。有難うございます。家族で行くんですか?」




「いや二人で」
「二人で、ですか」
「いやか?」「いえ別に」



星を見に行けるならば、二人でもいいんです。
それに、好きな人と見れますからね



「じゃあ今度の休みにでも行くか?」
「!はい」
「じゃあ明日学校だし寝るか」




「はいお休みなさい」
「あぁおやすみ」