「若菜?尚人くんがそう言ってたけどいい?」

心配そうに聞いてくる由紀。

「えっ!ああ!いいよ!でも私、邪魔じゃない?笑笑」
冗談で言ってみる。本当はその場にいたくないって気持ちもあるけど…。
「邪魔じゃない!若菜いないと無理!」

「了解~笑」




学校につくと、私たちより早くきているサッカー部がいた。

「由紀!」
(え…?)

私が聞きなれてる声。聞きたくなかった声


「尚人くん!おはよう!」

尚人の声…。
「おぅ!若菜も!」

「おっおはよう…」
(由紀のこと呼び捨てで、呼んでたっけ…?ぁあ。そうだよね!仲良くなったんだよね。)

「尚人くん、昨日の事だけど!大丈夫だよ!」

「おうー!さんきゅ!」
(楽しそう…。)

「じゃー!そろそろ朝練始まるからまたな!若菜!昨日はサンキュー!」

そんなことを言って尚人は行ってしまった。