私は驚いた。幼稚園の頃からずっと一緒で馬鹿なことばっかりして、二人で親に怒られたりして、男子の中では一番の友達。そして親友の好きな人。
そう思っていた尚人が、私に告白をしてきた。

最初は嘘告だと思った、だけど私は尚人の事が何でもわかる。自信を持ってこれは言える。だから笑顔の時の尚人を見ると本当は悲しいのにとか困っているとかすぐわかる。
だからすぐわかった。

この告白は嘘ではないってことが


その時、いやそのずっーと前から私は尚人の事が好きだったんだと思う…。


私は逃げたんだ。



でも、好きとかその時の私はわからなかったし、一番は由紀の好きな人だったから、
絶対に裏切っちゃダメ。この気持ちにきずいちゃダメ。

罪悪感でいっぱいだった。