何時間歩いただろう。
気がつくと、知らない町の公園にいた。
だれもいない公園。

(ここにしよう。)

こんなに広い公園で死ねるなんて幸せだ。
小さい頃、家族でよく公園きたな…。
こんなことしたら怒るかな…

でも、疲れたから。
あなたたちに会いたいから。
今からそっちに行くね…。

私はそっと折れていた木の枝をとった。
これを体に突き刺したら死ねる。


│││ グサッ!!! │││

私は意識を手放した。