木ノ崎先輩にさよならをして、美咲達と帰った。

「あー!今日は楽しかった!まさか私に友達が出来るなんてなー!」

本当にそう思う。

中学みたいなあんな思いは絶対にしたくない。

高校はせめて楽しい思い出を作りたい。

苦しい思い出ではなく、楽しい思い出を

「そういえば木ノ崎先輩っていいにおいしたは〜」

香水使ってるのかな?

柑橘系のにおいがしたような‥‥?

何処かでかいだことのある香り。

懐かしい落ちつくような香りだった。

そんな事を考えていたら眠くなって、私はそのままソファーに寝てしまった。