あたしの作ったチョコレートを笑顔で食べてくれた時の幸せな気持ちも、彼と急に会えなくなった時の不安な気持ちも、あたしとの写真を印刷して手渡してくれた時の胸が震える気持ちも、些細なことで喧嘩をして怒鳴りあった時の腹が立つ気持ちも。 全部、彼が教えてくれた。 そして。 「杏里、俺たちずっと一緒にいような」 あたしの前で、彼はいつもそう言った。 純粋だった当時のあたしは、その言葉をずっと信じてた。