名前のある感情かもしれない。 でもあたしは名前をつけたくない。 これをあたしの気持ちだと信じたくない。 何も良いことなんてないんだから。 傷つけ、傷つけられるだけの関係なんていらない。 最初からないものなら、失うことなんてない。 だから“恋”には落ちたくない――