「で、なんで俺を呼び出した?」 湧太先輩を呼び出したのは、ただ会いたかったから。 湧太先輩には“杏里が大切な話をしに行っていて暇なので、一緒にいてください”としか言っていない。 湧太先輩も鈴乃さんのことを知っているから、名前を出すわけには行かなかった。 「それは先輩に会いたかったからですよ~」 あたしがこうやってふざけながら本音を言うと、湧太先輩はハイハイって笑う。 「ハイハイ嬉しいな~ありがとね~」