それは、今街のどこかにいるであろう杏里に会わないようにするため。 「あたしは杏里が心配なんですよー…」 そう、つい2時間ほど前。 あたしは今日、杏里と鈴乃さんが会うことを杏里から聞いていて、約束の時間になるまで2人で休日を過ごしていた。 杏里は特にいつもと変わらない様子であたしと買い物をしたりランチをしたり、普通に楽しんでいた。 そして約束の時間になって杏里は鈴乃さんの元へ向かって行ったんだけど。