恋することを知った恋


これがあたしの本当の気持ちだ。



「あたしは!!!そんな簡単に黒瀬先輩のこと諦めません!!!!」



立ち上がって、鈴乃さんを睨んでいた。

騒がしかった店内が、シン…と静まり返る。

周りの客は、あたしを見ている。

すごく、恥ずかしい。

ザワザワし始める店内のなか、あたしはただひとり立ち尽くす。

あたしはこれで何かを失うかもしれない。

守るものは黒瀬先輩への思いだけだと思っているから。