つけっぱなしのマイクはあたしの声を拾って、キーンという多少のノイズとともに言葉を部屋中にこだまさせる。
「知ってるよそんなこと!!!杏里が黒瀬先輩のこと本当に好きなことは誰より知ってるよ!!!でもそれと鈴乃さんの挑発に乗ることとは違うじゃん!!!」
「ちがくない!!!嫌がらせするならすればいい、受けて立つんだよ!!!あたしはそんなんじゃ折れない、どんなにいじめられても黒瀬先輩のことが好きだって貫き通してみせる!!!それを鈴乃さんに見せつけてやんの!!!彼女にはなれなくても、もしそんなあたしの姿に黒瀬先輩が気づいてくれたら!!!あたしはそれで嬉しいから!!!」

