誰もいない狭いトイレの鏡は、疲れきったあたしの顔をはっきりと映していた。 でも胸元にはしっかりと、颯斗のくれたピンクの宝石が可愛いネックレスが光っていて。 きっとこれはそんなに高いネックレスじゃない。 でも高校生でまだ働いていない颯斗が、わざわざ自分のお金を出してまであたしのために選んでくれたネックレスだと思うと、嬉しい。 そんな颯斗に可愛いって言われるためだけに、あたしは生きてる。 そのためにはずっと可愛いあたしでいなくちゃいけないし、ずっと愛されるあたしでいなくちゃいけない。