恋することを知った恋


あたしも珍しく長文を送信して、スマートフォンの電源を消した。

傷ついて泣いて、笑った夜。

スマートフォンが放っていた光が消えると、その部屋は真っ暗で。

目を開ければそこに、見えない星が見える気がした。

大きな空に輝く、小さな星が――


あたしの中の強がっていた何かが、少し優しくなった気がした。