「お前ムカつくんだよ」 あたしにはどこの誰がどう喧嘩しようと、関係のない話。 あたしは何も気にせず、その現場を通りすぎようとしたときだった。 「自分可愛いって思ってたらいけない理由なんて、あんの?」 それが、麻奈美の声だった。 あたしはふと、立ち止まって耳を傾けた。 声のするほうを見ると、そこにはやっぱり金髪の麻奈美が腕を組みながら立っているのが見えた。 うわ、柄悪。