あたしが泣いていることもわかっていただろうか。

普段のあたしたちは必要以上に一緒にいないし、思ったこともサバサバ言い合うし、ドライな関係に見られがちだけど。

でも本当はお互いのことが大切で大好きで、言葉には出さないけど心の底から友達だって、親友だって言える存在。

あたしはそんな麻奈美にいつも救われてきた。



ゆっくり目を閉じると、あたしと麻奈美の出会った瞬間が瞼の奥に映っていた。