なんだか見慣れない麻奈美のパンプス姿を見ていると、麻奈美はあたしの肩から手を離して今度は手首を掴んだ。 「何?」 「入ろっ」 麻奈美はそれだけ言うと、あたしの手首を掴んだまま目の前のファミレスへ向かった。 あたしはいつものように、手を引かれるがままに麻奈美に着いていく。 まさかこんな展開が待っているとも思わずに。