恋することを知った恋


あたしの黒瀬先輩への想いは、会ってないからといって減少して行くものではなかった。

明日からまた学校。

面倒な授業も乗り越えるために、叶わない想いを抱き続けても負けないあたしになるために、今日は全力で自分にご褒美をプレゼントしてあげる。


街は今日も賑わっていて、セールや新作入荷など様々な情報が飛び交っている。

太陽の光は強すぎず弱すぎず、ポカポカと優しく街を照らしていた。