恋することを知った恋


麻奈美には、ずっと笑顔でいて欲しいから。

麻奈美の恋がうまくいきますようにって、あたしは心の中で祈った。

そしてあたしは。

黒瀬先輩のことをこれ以上、好きになりませんように。

キーンコーン…

休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴る。



あたしの口の中にはまだ、キャンディが残っていた。