黒瀬先輩とはじめて、街の雑貨屋で出会ったとき。 あそこの店員さんはあたしよりも黒瀬先輩よりも年上だった。 だけど店員さんが黒瀬先輩をアクセサリーコーナーまで案内して、一緒にネックレスを選んだり、一緒に黒瀬先輩の彼女の話をしていた、あの後ろ姿。 正直言って、すごく似合ってた。 だから黒瀬先輩が年上の女の人と歩いている姿、なんだかすぐに想像できる。 どんな人かは分からないけど、きっと素敵な人なのだろう。 「そうなんですね」 湧太先輩と話していると、黒瀬先輩のいろいろな一面が分かってくる。