ある、夏の暑い日。

私は親友の麗菜とふらふら歩いていた。

といってもレスリングの試合会場の周りを歩いていただけ。

麗菜は美人で彼氏がいる。

いままで私は恋愛の話をしたことがない。

この日まで好きな人がいなかったから。

麗菜は私の初めての気持ちを気付かせてくれた。

「大好き」を教えてくれた。

影になっているところに入るとそこから同じチームの翔矢が見えた。

(ちなみに麗菜は違うチーム)

すると突然、麗菜があることを言った。

この一言が飛び出すまでは翔矢はただのチームメイトだった。