まだ、前の世界のこと忘れたわけじゃなかったんだ…

少し悲しくなり、頭の中が真っ白になった。

多分、月へ美姫を帰したくなかったのだろう。


そんな事を考えていると、
       葵先生が戻ってきた。

僕は、目頭が熱くなるのを感じ、
葵先生の横を通りすぎて、自分の部屋へと向かった