〜霈side〜



美姫「この曲を月の民に聴かせてあげたいわ
  また……」
 


確かに美姫はそう言っていたのを

僕はドアを挟んで聞いてしまった。


まだ、続きがあったみたいだけど、

僕には聞こえなかった。