今回わざわざこの俺が部外者侵入ごときの騒ぎで出向いたのには訳がある。 ここ2年間、「必ず帰ります。探さないでください。」という簡素な手紙を残し行方を眩ましていた我王。 それが久しぶりに帰って来たと思えば、まだかまだかと''何か''をそわそわ待っているようだった。 結局何も起こらぬまま、いよいよ日が沈もうという時 「侵入者」の情報が入ってきたのだ。