辺り一帯の砂埃が風に流されていく。 ヒュオッと過ぎ去る風はまだ生臭さを含んでいて、思わず手で鼻を覆う。 風が撫でる地面はやはり様々な赤で染まり模様を描いている。 皆が上を見上げ、私一人下を見る。 一対多なんて、不利なことこの上ない。 こういう時はあんまり喋らない方が格好つくんだろうけど、まあ致し方ない。