真新しいローファーでコツコツと音を立てながら人混みに入る。 込み合っていたそこは自然と人が避け、僕の進路を浮かび上がらせる。 みんな態々僕のために道なんか作ってくれなくていいのにね 人が避け、真っ直ぐに僕と女の子までの道ができた。 打ち合わせでもしたのかというくらいに邪魔をしない人達に感心しながら未だ笑い続けて最早泣いている女の子に声をかける。 眉を八の字に下げ、心配な表情を作ってから。