心地の良い夢から覚めた。

君はまだ僕の隣で寝ている様だ。

靡く白いレースのカーテン越しに、柔らかい光が差し込む。

君の綺麗な髪を撫でて、壁掛け時計に目をやる。

午後3時、何かおやつでも用意しようか。

君が起きてきたら、きっとよろこぶだろうな。

君の笑顔を想像するだけで、僕も自然と笑顔になる。

今日のおやつはフレンチトーストにしようか。

君の白くて綺麗な頬が、喜びで少し赤く染るのを想像して1人で少しだけ笑をこぼす。

今日のフレンチトーストは、いつもに増して自信作だ。

君が起きてくるのを僕は楽しみに待った。