バーン! と大きな音が聞こえ 空には綺麗で大きな花が咲いた 「綺麗…」 「そうだな」 望月慧がそう言った瞬間 私の右手に何かが重なった ちらっとよそ目でみると 望月慧の手だった はじめは重なっているだけだったけど 私は手のひらを裏返して 望月慧と手のひらをくっつけた それはいつしか恋人繋ぎになって 私たちは花火が終わるまで ずっとそのままでいた