「もー!
ビックリしたじゃん!」
「はははっ!悪い悪い」
絶対悪いって思ってないよ
「でも…安心する」
これは本心だ
なぜだか、望月慧が近くにいると安心してしまう自分がいる
なんでだろ?
望月慧には何の思い入れもないはずなのに
「それは良かった」
私と望月慧の距離は
もうすぐ胸が当たりそうなくらい近い
「2周目は浮き輪なしでいくか」
突然そんなことを言い出した望月慧
「えっ⁉︎ちょっと待って!」
てかもうすぐ2周目じゃん!
「おーい!せきー!」
ブンブンと手を振りながら西河関の名前を呼ぶ
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