中3の夏休みの日
俺はすこぶる体調が悪かった
でも、進学校へ行くため、毎日のように
塾へ通っていた
その日もいつも通り
片道1時間かかる塾へ向かっていた
電車の中、急に気持ち悪くなり、倒れ込んだ
周りの人は敢えて俺を避け白白しく俺をみて
通り過ぎていった
どうしたらいいかわからなかった俺に誰かが
近寄って声をかけてくれた
それが、田嶋 沙百合
その後病院まで付き添ってくれた
俺は名前も知らなかったその子に
一目惚れをした
その子はすぐに行ってしまったが、同い年で、
田嶋って名前で、近くの公立の高校に通うことを聞いた。
それから俺は親に頼み込み、大学はいいところに入るという条件で、公立の学校へ入学した
そこには、田嶋がいた
俺はもう一度あの日のように恋に落ちた
