その日もひどい銃声が辺りに鳴り響いて居た。
だんだんとその音が近づいてきて、気づけば 目の前に兵士が立っていた。
その兵士は自軍の人で 私のことを抱き上げて 庇って 代わりに死んだ。
背中にのめり込んでいるいくつもの弾丸。
私の手に付いた真っ赤な鮮血。
いつの間にか、私の右手には死んで閉まった兵士さんの銃が収まっていて そのセーフティーを外し 来たる敵兵士に向けた。
ドガンー
重苦しい、だけど 何もかもを吹き飛ばすような軽快さがあった。
目の前に立っていた人は赤く染まっていく胸元を掴み、倒れた。
……私が初めて人を殺した瞬間だった。
その様子を我が社の社長がたまたま見ていたらしく その場でスカウトされ、殺し屋として働くことになった。



