翌日、出勤すると直ぐに 主任に呼び出された。 「これが依頼書だ。」 そう言って 差し出された茶封筒を受け取る。 茶封筒の中身をその場で確認する。 その書類は殺し屋としての依頼書だった。 私の職業は殺し屋。 きっと、そのことを律さんは知らない。 私は紛争の多い国で生まれた。 物心がついた頃には既に親は居なかったし、自分の名前も知らなかった。 それでも、何とか 生きていけた。 朝も夜も鳴り止まない銃声に体をビクビクと震わせながら、私は幾日も 息を殺して 生き抜いた。