アズラーイール


律さんは ゆっくりと息を吐き出した。

「……ん、分かった。」

「えっ、いいんですか⁉︎」

律さんは微笑んだ。

「聖奈さんがそんなにワガママを言うのは 初めてだからね。

聴いてあげたく思った。」

私も笑顔になって、

「律さん、好きですー!」

って 律さんの肩に頭を預けた。

「こらこら、運転中。
危ないだろう⁇」

と注意されてしまったけれど。

そんな時の声まで、いちいち優しい。