アズラーイール


目の前に車が止まり、窓が開く。

「乗って。」

私は助手席に乗った。

「今日はどうしたんだ⁇
仕事中に電話をかけてくるなんて 珍しい。」

「毎日、もっと一緒に居たいんです‼︎」

イキナリ本題に入った。

「何かあった⁇」

私は口を噤んだ。
依頼のことは 他言無用だから。

ましてや、ターゲット本人に伝えるなんて……。

「っ、社内にラブラブのカップルが居て‼︎

本当に妬けちゃうくらい ラブラブで ……羨ましいなぁ、って思っちゃって……」

口から出た嘘を何とか繋ぎ合わせた、けど…… 大丈夫かな⁇気づかれてない⁇