――――キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り、みんなが戻っていく。
次の時間は…確かLHRで…
「ねぇ、藍沢。一緒に学級委員やらない?」
そうだ。次は役員を決めるんだった……って
「は!?」
こんな根暗が学級委員なんてやったら―――色んな意味でヤバイ!!
「なんで?」
「なんで?って……一緒にやりたいなーって思ったからだけど。」
不純な動機で学級委員やれると思ってるの!?この馬鹿は!!!
なんて思ってたら、担任が黒板に字を書き終わり、「学級委員やりたい奴はいるかー」って間延びした声で言い出した。
その声を聞いて、待ってました!と言わんばかりの顔で私の手を掴み、一緒に手を挙げさせられた。
「先生!俺等がやります!」
なんて言うから、先生も面倒くさがりのクラスメイトも目を輝かせて''賛成''とか言うから、後戻りなんて出来なくて結局することになった。
各3人はドンマイと言いながら、莉子ちゃんは会計、美雨ちゃんは体育委員、憂ちゃんは風紀委員になってくれた。