〜次の日

こんな私にもクラスで友人と言える人ができた。

同じ漫研の田口莉子ちゃん。
ギャルゲーが好きなJK感溢れる隠れヲタ。
最近は2.5次元にも手を出しているらしい。

莉子ちゃんの同中の斉藤美雨ちゃん。
ヲタクと言う訳じゃないけど、女の子には優しく、男には厳しい。というかイケメン系女の子。

後ろの席の飯野憂ちゃん。
ギャルゲーから出てきたような可愛い女の子。私の肩ぐらいの身長で小さい。……でも男子には厳しいどころかS…ドS…。すっごいツンツン系天使。




「結ちゃん……この人さっきから見てくるんだけども。視線送って気持ち悪いんだけど。」

「ごめん…憂ちゃん…さっきの話からこうなるに至るんだ。」

憂ちゃんが棘を出しているのは昨日の事件の犯人。相田悠馬である。
数メートル先で男子と話してる気もかかわらず、私達に視線を送ってる。ホラーだよ…。

「爽やか君ががさっき言ってた変態かよ。人は見かけによらないな。」

美雨が、警戒しながら話しかけて、彼の視線から私を守ってくれるように壁になる。かっこいい。

「だよね〜美雨、ガン飛ばさないの。……確かに、昨日の話が嘘みたいに爽やかだよ?」

その通り。爽やかさ倍増である。
昨日の出来事……つまり、顔を私に近づけたりからかったりした事を相談した。