陽菜がいろんな人と付き合ってたけど、気が付いたら大地が好きになってたって話してくれた。

でも、素直になれない焦りでとにかくわざと大地の前で毎日男の子の話をしてた事。


高校に入ってからはサッカーの勉強を始めた事。


友達になって5年近くで初めて知った陽菜は不器用で恋に臆病な女の子だった。


――――――――――

バンッ―


月曜日、陽菜が私の机を叩いた。


「はづ…陽菜、明日大地に告白する!大地の初恋は陽菜がもらうの!」




さすが陽菜。



「そうこなくちゃ♪」



「フラレたらはづなぐさめてね?」


涙汲む陽菜の手を握る。



「大丈夫だよ!頑張れ!陽菜は可愛いしいい女!」


「うん!ありがと!はづも明日デート頑張れ♪」




私達の決戦日は例の火曜日になった。