「結衣ちゃんももう少しで卒業だね。」


今日も美術室でいつものようにおしゃべり。


「やだな…卒業したくない…。ねぇ?卒業したら連絡先とか交換してよー!」


「うーん。卒業したらね!」


「いいの?!」


「さぁ。どうだろう。」


大橋先生はいたずらっぽく笑った。


なんだかんだ、こんなドSな部分をがっつり感じたのは初めてかもしれない。