「星野さん…。ごめん。色々ほんとにごめん。」


「ううん。いいの。こうやって大橋先生と話せることが嬉しい。もう…大橋先生とこんな風に離せなくなっちゃったらって…。放課後…美術室行ったり…できないのかなって…。先生が…私のこと嫌いになっちゃったらって…」


涙を浮かべて途切れ途切れになりながら喋る…。


「そんなこと…。」


いいながら大橋先生が抱き付いてきてくれた。


先生のぬくもりを身体全体で感じることができた。先生の優しさが表れているような感じで安心できた。


「よかった…!ありがとう。」


「ほんとにごめんね。」


「ううん。もう謝らないで。明日からもまた美術室行くね?」


「えぇ。待ってるわ。」